Blog

flick! Selection01 「iPhone使いこなし読本」

​創刊から関わっているエイ出版社のデジタルガジェット誌「フリック!」から、「flick! Selection 01 iPhone使いこなし読本」が登場している。現在は電子書籍となったフリック!だが、そこからスピンアウトした紙の縮刷版といえよう。iPhone 5 のことはこれを読めば一通りわかる内容となっている。
​その中に iPhone 5 で撮影したカットを掲載してもらっている。電子書籍版フリック!にも載ったものだが、改めて iPhone 5 のカメラ性能が素晴らしいことがわかる。スクリーンで見るのもいいが、書籍として紙に印刷されたものでも十分なクオリティを持っている。もし書店で見かけたら手にとってご覧頂きたい。

​Apple iPhone 5

​Apple iPhone 5

Time Machine - New York 2001

​Nikon D1x

​Nikon D1x

学生時代から一緒に切磋琢磨してきた友人が一時帰国している。彼はニューヨークに移り住んで約25年。ずっとマンハッタンに居を構えてフォトグラファーとして活躍している。一時ハワイ島にも撮影の拠点を持ち、ダイナミックな火山の様子をスチルやムービーで撮り続けていた。両方とも遊びに行って世話になったものだ。今はマンハッタンに戻り、そこをベースとしてヨーロッパなどにも撮影に行っている。その行動範囲はとてつもなく広い。彼とは震災直後に一時帰国した以来の再会で、渋谷で飲み語り​あった。

​Nikon D1x

​Nikon D1x


​そんなわけで2001年のニューヨークの写真を発掘した。Macworld 2001 にスティーブ・ジョブズを撮影に行った時のものだ。世界貿易センタービルをバックにブルックリンブリッジと、Macworld のビルボード、そしてコニーアイランドのホットドッグ屋。
​そういえば東海岸には随分行っていない。久しぶりに行ってみたいものである。

​Nikon D1x

​Nikon D1x

写真集 iPhonegrapher

拙著の iPhone だけで撮影した写真集「iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉」(雷鳥社)​の在庫が少なくなってきているようだ。もう重版はないだろう。出版は2010年の夏だった。新宿のエプソン epSITE での iPhoneography 写真展「iの記憶」を終えてちょっと経った頃。当時のメインカメラは iPhone 3GS。写真集には一部 iPhone 3G、発売されたばかりの iPhone 4、そしてオリジナル iPhone の写真も入っている。収められている作品は本ブログから産まれたものが多い。見返すと iPhone 写真黎明期を思い出す。
​下の写真は右が初版本で左が二刷り。中央は中文版だ。残念なのは表紙カットの多摩川にあるお気に入りの樹が少し前に切られてしまったこと。手元にも僅かしかないので、自分でも数冊購入しようと思っている。興味のある方はお早めにどうぞ。

SIGMA DP2s

SIGMA DP2s

Time Machine - Shibuya 1985

東急東横線渋谷駅が地下になってから渋谷に行っていない。知人の話を聞くと、どうやら乗り換えが面倒になったようで、渋谷を避けて違う駅で乗り換える機会が多いという。写真は1985年のハチ公前交差点風景。行き交う人々は今より少なく、年齢層も高めだ。半蔵門線は永田町止まりで、銀座線は各駅間で照明が消える仕様だったような気がする。写真中央の渋谷宝塚はサッカースタジアム並の急角度の客席を持つ映画館だった。また右手奥に見えるドイの最上階には渋谷初の写真ギャラリーが存在した。昔撮ったフィルムを見て、変化した渋谷を懐かしみながら歩いてみようと思った。

​Nikon F3, Kodak TRI-X

​Nikon F3, Kodak TRI-X

20130507

今日はソフトバンク新製品発表会へ。孫さんは撮っていて面白い。ステージは高倍率ズームを使用して ISO3200 で撮影。​連休明けはいろいろと発表会が続く。

​Nikon D600

​Nikon D600

20130506

連休最終日は小田急多摩線の黒川駅周辺を散策。黒川はシグマの本社があるところだ。周囲には林や谷戸が辛うじて残っているので、撮影に訪れる人も少なからず存在する。熱い日射しの中、舗装路から土の道へと分け入り、初夏の気配を存分に浴びてきた。帰りは地場産の野菜を購入。食べるのが楽しみだ。

​SIGMA DP3 Merrill

​SIGMA DP3 Merrill

20130504

​Nikon 1 V1

​Nikon 1 V1

5月4日は多摩丘陵に出かけた。​雨が降るという予報だったが、好天で素晴らしい撮影日和だった。小田急線町田駅からバスで丘陵に向かい、写真仲間とマクロで昆虫類撮影を共に楽しんだ。〆は真光寺のイタリアンで打ち上げ。写真の話や四方山話に花が咲いた。

​Nikon 1 V1

​Nikon 1 V1

Time Machine - 30 years ago

30年前のゴールデンウィーク。
​ネガを漁ったら、どうやら足尾銅山方面に撮影に行っていた模様。相生から足尾線(当時)に乗って、とある駅舎で野宿した記憶がある。メンツは通っていた高校の写真部員だ。
​様々なカットが出土したが、駅舎前で晩ご飯を作るカットを選んだ。この後、​帰省していた暴走族の訪問を受けたり、就寝中に地震があって目覚めたのをよく覚えている。当時使っていたシュラフやコッヘルは今も手元にある。

​Nikon FM, Fuji NEOPAN 400

​Nikon FM, Fuji NEOPAN 400

​この時期は野宿に最適なのだが、最近は寒くて今年はまだ実施していない。そろそろブラブラと星の下で眠りに行くことにしよう。

Time Machine - 中目黒・目黒川

今日二子玉川の inspired by STARBUCKS COFFEE で​友人と話していた時に、子どもの頃に住んでいたところの話になった。その友人の知人が中目黒に住んでいた、と言っていたからだ。今から約30年以上前になるけど、渋谷区と目黒区の境、旧山手通りの今でもある教会の裏手の辺りに住んでいた。まだ西郷山公園ができる前で資材置き場だった頃である。

Nikon FM, Nikon Lens Series E 35mm F2.5, Kodak TRI-X

Nikon FM, Nikon Lens Series E 35mm F2.5, Kodak TRI-X

よく渋谷区の鉢山町から目黒区東山や青葉台に遊びに行っていた。テリトリーは渋谷区内が主だったが、区外に行くという行為が"遠征"的でワクワクしたのだった。その頃の中目黒は駄菓子屋とできたばかりのセブンイレブンくらいしか遊びに行く店はなかったが、春の目黒川の桜は子どもながらにも楽しみだった。川沿いの桜がとても美しかったのだ。

当時、目黒川は台風など大雨が降る度にしょっちゅう溢れかえっていた。川沿いの知人の家は庭に繋いでいた犬が溺死したり、床下浸水で区から見舞金をもらっていた。洪水の様子を美空ひばり宅前の坂上から見物したり、出たばかりのハンディビデオカメラで流されていくクルマを撮影したこともあった。水が引いたあとはとても汚く臭ったものだった。そこで​あまりにも目黒川が溢れるので、川を改良してキャパシティを増やすことになった。その工事の邪魔になる川沿いの桜はほとんど切り倒され、名物の花見も一時途絶えたのだ。これが当時とてもショックで今でも目黒川近くを通るとそれを思い出す、という話をした。工事完了後、切り倒した桜が新たに植えられ復活し、再び名物になったのは多くの人がご存じだろう。

帰ってきて30年前に撮ったフィルムをスキャンした。工事前の目黒川だ。川の中が二段になっているのがわかる。両サイドには立派な桜と桜祭りの照明が風に揺れていて、中目黒駅方面には東急ストアの看板が、そして撮影している橋はリベットが眼に入る。フレーム上の3人はおそらく近所の人だろう。

​Nikon FM, Kodak TRI-X

​Nikon FM, Kodak TRI-X

もう1枚は西郷山公園横の西郷橋の写真だ。走っているクルマと消火栓の広告が時代を感じさせる。橋の内部にガードレールがあるがこの少し前までなかった。上部の標識類もなかったと記憶している。西郷橋は短いがトンネル内は暗く、昔は嬰児捨て場としてこの場所は有名だったという話を聞いたことがある。

​という感じに、発作的に昔のフィルムをスキャンしてアップするかもしれない。何しろデジタイズしていないフィルムは大量にあるのだから。